いつも不妊治療4コマ漫画『しあわせを認める準備はできていた』をご愛読いただきありがとうございます。作者のスミカマレと申します。
現在私自身も不妊治療中という事もあり、noteやTwitterでの暖かいコメントやDMにとても励まされています。
普段は漫画の投稿がメインとなりますが、時々作品や不妊治療についての記事を書いてみることにしました。
今回はどうしてこのタイトルにしたのか、ということやストーリー、アート作品のご紹介をさせていただければと思います。
■タイトルの『しあわせを認める準備はできていた』はどこからきたのか。
私たちは小さい頃から結婚したら子供が生まれて、そしてそれが”しあわせ”で”当然なこと”だとすり込まれて生きてきました。それは例えば自分の家族、近所の公園、テレビCM、ドラマのハッピーエンド等。
「そうかな?そんなの”しあわせ”じゃないよ!」と思う方もいれば、「そうなんだ。それは”しあわせ”なことなんだ」と思う方もいると思います。
私は夫と出会ってから初めて大切な人との間に子供を授かれることは”しあわせ”なことなんだろうなと思えるようになりました。ちなみに、
大前提で、私たち夫婦は”しあわせ”です。
しかし不妊治療をしていると、子供のできない私達のことを、”不幸な夫婦”とか、”かわいそう(残念)な夫婦”という表現をする人達の声を聞いてしまったり、
夫婦で不妊治療を続けるにあたり色々な問題にぶつかったりしました。
その中で、
「子供ができない私たち夫婦は”しあわせ”じゃないの?」
と落ち込む事がたくさんありました。
一緒にいるのはこんなに”しあわせ”なのに、それだけじゃいけないのかなと考えたり、むしろ自分自身の描いていた未来像に追い詰められたり。
振り返ってみれば”しあわせ”なはずなのに、不妊治療を頑張るために自分を追い込んで”「子供がいない夫婦は”しあわせ”とは言えない」とどこかで思い込もうとしていた時期がありました。このような心の中の葛藤からこのタイトルは生まれました。
■「夫婦ってなんだろう?」の答えを一緒に探しに行ってくれませんか?
不妊治療4コマ漫画『しあわせを認める準備はできていた』は、夫婦が不妊治療を通し、「何があってもやっぱり私たちは世界一”しあわせ”な夫婦だ!」と言えるようになるまでの長編ストーリーです。
今、不妊治療及び不妊の検査を受けたことがあるカップルは5.5組に1組と言われています。
不妊治療をぜひ知ってください。
そして、「夫婦ってなんだろう?」の答えを一緒に探しに行ってくれませんか?
ウサギのみみに影がないのかはなぜなのか?はいつかの記事で。
今後も不妊治療4コマ漫画『しあわせを認める準備はできていた』をよろしくお願いいたします。